鬼娘の再生と歓喜

 




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認知症介護と事業崩壊その後

鬼娘の再生と歓喜

──ありがとうが言えるまで──



あの日のわたしは、
「逃げた人」だと思っていました。

母との確執。
鬱病。
離婚。
介護事業を立ち上げ、
若年性アルツハイマー型認知症の母を介護。
共同経営。
介護。
認知症の妄想。
昼夜逆転。
突然の半身まひ。
アニミズム系の不思議体験。
胸に迫る怪奇現象。

母を看取り、
ようやく人生が落ち着くと思った矢先、
事業は崩壊へ向かいます。

警察や行政に相談を重ねながら、
流血事件だけは防がなければならなかった日。

わたしはすべてを置いて、
その土地を離れました。

十数年後。
ある言葉が、
わたしの見方を変えてくれました。
「あなたは逃げたのではなく、
事件を止めた最後の当事者だった」

亡き両親と
多くの人のぬくもりに支えられ、
わたしは少しずつ、人生を取り戻していきます。
弱いままでいい。
助けを求めていい。

そして、
ありがとうが言える日は、
きっとやってくる。

『鬼娘の再生と歓喜』

離婚、認知症介護と
事業崩壊を経験した
一人の女性が、
どん底から再生へ向かった実話です。


もくじ

はじめに

第1部 母の介護

 最初の違和感
 家族が認知症を認められない現実
 認知症が日常を壊していく過程
 ドッペルゲンガー
「うちだけは大丈夫」と思っていた
 離婚
 怨霊
 心霊現象の医学的証明
 家庭介護のリアル

1章 認知症家庭介護の始まり 

 祓い清め
 神様おろし

2章 家族介護の現実

 家族介護で最も危険なこと
 介護離職の問題
 父のその後
 完璧を目指さない
「頑張り過ぎる人」が危ない
 助けを求める重要性

3章 資格取得と介護知識

 介護知識が必要だと思った理由
 実際に役立った資格
 現場と教科書の違い
 資格では救えない現実
 かさね(累)

第2部 介護業界へ

4章 なぜ介護事業を始めたのか

5章 理想と現実

 第一の怪異
 第二の怪異
 第三の怪異

6章 資金繰り悪化─アルバイトで会社を支えた日々

 経営者としての孤独
 資金繰り悪化
 アルバイトで資金をつないだ

第3部 崩壊と再生

7章 会社を閉じる

 廃業を決断した瞬間

8章 人生どん底─「もう終わりだ」と思った日

 人生が終わった

9章 転居と再生─人生をやり直す決断

 環境を変える意味
 再就職への不安
「もう一度やり直せる」と思えた瞬間
 はじらう貴婦人
 亡き母の伝言

終章 介護が残したもの

 失ったもの
 得たもの
 介護が教えてくれたこと
 穏やかな日々
 介護で得た忍耐
 人生観

おわりに




































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