forgetfulness 1
ものわすれの秘密
1
大昔のことだ。
男の子がいた。
生まれたばかりの妹が大好きで、よく面倒をみていた。
開拓の暮らしは貧しかったから、幼いながら両親を手伝わなくてはならなかった。
ちいさな妹を背負って、男の子はいっしょうけんめい働いた。
その子はほんとうに役に立ったよ。
働き者でかしこい両親は、男の子も妹も、どちらも同じようにかわいがった。
ささやかな家庭だが、しあわせだった。
だが、そんなある日、賊に襲われた家族は、きのどくに皆殺しにされてしまう。
父親は抵抗したが家族を守りきれず、母親は乱暴されたあげくに命を落とし、妹は男の子の背中で切りつけられた。
気を失った男の子は、妹の血で、もう死んだものと思われて助かった。
もちろん心と体に深い傷を負ったよ。
記憶を失ったのだ。忘れることで自分を守ったのだな。
里の人々は男の子を哀れに思った。だがどの家も自分たちが生きるだけで精いっぱいだ。
教えられるままに、男の子は山を歩いて木の実を集め、ちいさな川で漁をした。
里でささやかな手伝いをしては、わずかばかりの食べ物をわけてもらう。
男の子はどうにか、つらい冬を生き延びた。
しかし、そんな暮らしも続かなかった。
数年後、男の子はふたたび衝撃を受ける。
賊がふたたび、里を襲ったのだ。
おさな子のいたましいなきがらに、いっきにすべてを思い出した男の子は、怒り、勇敢にも賊にむかっていった。だが、かわいそうに。その場で切り捨てられたよ。
死んでゆく間、男の子はただこう思った。
「守りたかった。この手で、妹を、守ってやりたかった」
2
時代はさがり、たくさんの小さな国が興っていた。たがいに領地を守り、ときに争いもあった。
ある国のことだ。
殿さまにふたりの家来があった。このふたりは兄と弟だった。
殿さまは気に入りのふたりを、たびたび競わせた。ふたりの意見を聞き、たがいに反論を言わせた。
兄はかしこい弟をきらっていた。だが決して、きらいだという態度はとらなかった。理由はない。ただ、そのほうが自分に有利だと思ったからだ。
おおらかな弟は、兄を慕い、なんでも兄に打ち明け、意見を聞いた。
弟は兄の冷静さ、おだやかさが好きだった。
自分がきらわれているなど、疑ったこともなかった。
殿さまには美しい娘がふたりいた。
後を継ぐ息子がいなかったので、気に入りの兄と弟に娘たちを嫁がせた。
やがて弟夫婦に子どもが生まれた。その子は、国の跡継ぎとなった。
兄の子どもはまだ授からなかった。そこで、殿さまは兄を呼んでこう耳打ちした。
「弟の子どもはすくすくと育っている。だが、おまえに子どもが生まれれば、その子にこの国をゆずろう」
兄の妻はやがて子どもを生んだ。その子は、弟の子の次に国を継ぐことになった。
兄はわが子に国を継がせたいと思った。殿さまの言葉だけが、兄のよりどころだった。
弟の子はかしこかった。弟によく似た、活発な子どもだ。兄の子は、ぼんやりしていることが多い。
「弟の子はかしこい」
殿さまは考えを変えてこう言った。
「跡継ぎはかしこいほうがいい」
兄の心に、強い憎しみが生まれた。
(弟が憎い。その子がいなくなればいい!)
わが子が跡継ぎだ。そのために、弟とその子どもがじゃまになった。嫉妬と欲望に目がくらんだ兄は、殿さまにうそを言った。
「隣の国が、攻め込んでまいります」
隣国とは、これまで交流もあり、すくなくとも表面上はうまくいっていた。
「弟が将軍になれば、隣国を攻め立て、必ず打ち勝つでしょう」
年老いた殿さまは、兄のうそが見抜けなかった。
「弟よ。おまえはいまから国境を守って戦え」
弟は驚いた。隣国とはうまくいっている。攻めてくるなどありえない!
「殿さま! あの国は平和な考えを持っています。わが国に攻め入るはずがありません!」
弟は、使者としてなんども隣国を訪れていた。
「あちらはわが国よりもすすんでいます。争いを好まない平和な国です。わが国も隣国をみならうべきです!」
兄の憎しみはさらに燃え上がった。
「弟は隣国と通じているのです!
わが弟ではありながら、憎んでもあまりあるうらぎりもの!
たったいま断ち切らねば、国を守ることはできません!」
兄は殿さまにそっと耳打ちした。怒りにわれをわすれた殿さまは、弟をにらみつけてこう叫んだ。
「わが娘の夫でありながら、その立場をいいことに、わが国を売り渡すのか!」
弟の顔がおおわれ、処刑場に連れ去られた。
弟は、兄に陥れられたことを知らなかった。処刑の前に、弟は兄に叫んだ。
「兄さん! 妻と子を、たのんだよ!」
それが弟の最期の言葉となった。
弟は死んだが、活発でかしこいその子どもは、跡継ぎのままだった。
年老いた殿さまが亡くなったとき、兄は毒を盛って弟の子どもを殺した。
こうして兄の子どもが国を受け継いだ。
おろかなその子は、父である兄がいなければなにもできなかった。兄は、幼い殿さまよりも大きな力を手にした。
やがて兄も死んだ。
3
さて、ひとりの男がいた。実は、もう死んでいた。いや、ゆうれいだった。
どうしてゆうれいになったのか、まずそこから話そう。
男は、広い土地と多くの小作人がいる、大きな屋敷で生まれた。
すべての財産を継ぐ子だった。
まだ少年のとき、なんということもなく家の中であばれ、屋敷の壁をこわしてしまった。
「息子が狂ってしまった!」
男の父親は、あらゆる権利を男からうばって、跡継ぎでないものとした。
男は座敷牢に入れられ、むなしい日々を過ごした。
男には才能があり、書をかけば美しく、歌を歌えばすばらしかった。学問もできた。
それなのに、座敷牢から出されたあとも、父親は男を跡継ぎに戻さなかった。
父親の死後、男はみずから命を絶った。こうして男はゆうれいになった。
死んでゆうれいになったこの男を、探し当てた者がいた。ある修行僧だ。
強い法力を使うこの修行僧は、男にこう話しかけた。
「おまえは、死んでからどれだけ時が過ぎたか、知っているか?」
男はおどろいて修行僧を見た。
「わたしはまだ死んでいない。死にたかったが、どうも失敗したらしい」
だれからも話しかけられなかったので、男は、自分が死んだことに気づかなかった。
「おまえの人生は、ほんとうはもっとすばらしいものであった。ああ、そうだ。おまえは才能にあふれた、将来有望な男であった」
男の心は、わずかに明るくなった。
「わたしはあの屋敷を受け継ぎ、小作人をきびしく働かせ、だれよりも豊かになるはずだった。あなたには、それがおわかりか?」
修行僧は大きくうなずいた。
「わかるとも! おまえはかしこく、優秀だった。気が狂ったと言われてどんなにつらかったか。跡継ぎの座を取り上げられ、どんなにかなしかったか」
ひそかな苦悩を修行僧に言い当てられるたびに、男の重い心が軽くなってゆく。
男が継ぐはずだった家屋敷は、弟が受け継いだ。
未来を閉ざされた苦しみの中、男はただひたすら学問を重ね、考えを深めていった。
ひとは、なぜ生きるのか。
なぜ、生きることに苦しむのか。
わたしの人生は、どうして苦悩に満ちているのか。
恨んでも心は晴れない。ゆうれいになった男は、このとき、ついに悟った。
「苦悩に意味を見いだすのは、だれでもない、自分の責任だ!」
修行僧は大きくうなずき、こう言った。
「やはり、おまえはかしこい」
「おう、わたしはかしこいか」
うれしそうにほほ笑む男に、修行僧が尋ねる。
「なぜみずからいのちを絶った?」
その言葉に、男の顔がゆがむ。
「楽になりたかった。死ねば楽になれると思った。あなたに言われるまで、死んだことに気づかなかった」
「死んで楽になれるのは、人生に悔いのない者だけだ。おまえは、苦しんでなにがわかった?」
男は、すこし考えてからこう答えた。
「なぜこんな苦しみを受けなければならないのか、わからない。
わたしはだれかを陥れたこともないのに」
修行僧の目がきびしくなった。
「ほう。だれを陥れたこともないと言うか。では、その男を見るがいい」
男のまえに、ひとりの古代人があらわれた。さあ、さっき話した、殿さまの家来のことを覚えているかな?
そこにいたのは、処刑された弟だ! 苦悩に満ち、弟がつぶやく。
「くやしい・・・わたしはだれかに陥れられたのだ」
しばらくあっけにとられていた男は、その者がだれかを、とつぜん思い出した。
「あなたは・・・! わたしの弟だ! そう、殿さまの国を・・・わたしから奪った!」
男は、じぶんが、だれの生まれ変わりなのか思い出した!
むかし、ちいさな国がたくさん興ったころ。
ある国の殿さまに、ふたりの家来がいた。
ふたりは兄と弟であった。
兄は弟を憎み、うそをついて陥れ、殿さまに処刑させた。
兄はおろかで身勝手な人間だった。
ほしいと思ったものは、じゃまになる弟を殺して手に入れた。
そう、じゃまをした弟が悪い。兄はそう信じていた。
弟の子どもも、毒を盛って殺した。
わが子が国を継ぐために、その子はじゃまになったからだ。
自分のしたことを、おろかな兄は、これっぽっちも反省していなかった。
それどころか、弟もその子どもも殺されて当然だと思っていた。
だがここで、男は衝撃に打たれた! 言ってみれば、多くの学問を修めたために、すっかりかしこくなったのだな。
「そうか! わたしの家屋敷は、弟が替わって受け継いだ。
まるで、このときその子から国を奪った、むかしのわたしのようだ!」
そう、じぶんがだれかにしたいいことや悪いことは、かならずじぶんに返ってくる。
ひとはそれを「カルマ」という。
だれかをいじめたり苦しめたりすれば、いつかじぶんが苦しみをうける。
そうだな、向こうに押したブランコが、同じ強さでこちらに戻ってくるように。言ったこと、したこと、しでかしたことは、同じ分だけ、いつかじぶんの人生で受け取ることになる。
「ゆるしてくれ! わたしがおろかだった!」
弟が味わった苦悩を、自分のことのように感じる心が、男には育っていた。
苦しみは、コインの両面だ。
つぐないとしての苦悩、そして未来を変えるための苦しみ。
学問を修めかしこくなった男は、味わった苦しみによって、あらたな未来にふみだした。
4
ゆうれいになった男は、修行僧に助けられ、たましいの修行をかさねていった。
「生まれかわって、つぐないたい」
男がそう告げると、修行僧はたいへん喜んだ。
「ではこうしよう。あなたとわたしは共に生まれかわり、助け合おう」
修行僧の言葉に、男はすっかりうれしくなった。
「それはありがたい!
だがわたしは、まだ迷っている。
実は、生まれかわった自分を、守護してみたい」
ひとに生まれかわることと、生まれかわった自分を守護することが、たましいには同時にできる。それはこういうことだ。
たましいの一部が、ひととして地上に生まれかわり、その残りが、ゆうれいのままで、守護にあたるのさ。
「それはいい! ではわたしも、生まれかわった自分を守護しようではないか」
こうしてふたりは、ゆうれいのまま守護する部分と、ひととなって地上に生きる部分にわかれた。
ああそう、あなたはもう気づいていると思うがね。
修行僧にはまだなぞがある。話のさいごに明かすまで、しばらくまってくれるかね?
さて、おとなになったふたりは、学校の教師になった。
であったとき、はじめて会ったような気がしない。そんなことがあるだろう?
このふたりもそうだった。すっかり意気投合して、仲が良かった。
だが、もうややこしいから、このふたりに名まえをつけよう。
男の生まれかわりを、タナカ先生。
修行僧の生まれかわりを、サトウ先生と呼ぼう。
なに? ネーミングがいいかげんだって?
・・・コーヒーのおかわり、いいかね?
タナカ先生が雪山で遭難したときのことだ。
「おまえ、いまどこにいる!?」
ホワイトアウトの大吹雪だ。そりゃあ、携帯電話の電波も届かないさ。
サトウ先生は、ツーツー言うばかりで役に立たない携帯電話を、怒ってたたきつけた。
いや、良い子は決してマネをしてはいけないよ。
避難所で待っていることができず、サトウ先生は吹雪の中、タナカ先生をさがしに飛び出した。そこにいただれもが、青くなった。二次遭難を心配したからさ。
で、結論を言えば、サトウ先生は、無事にタナカ先生を連れ戻した。
だってほら、守護となったゆうれい男が、サトウ先生を守護している修行僧に、こう叫んでいたからね。
「こっちだ! そこを右!」
サトウ先生には聞こえなかったが、修行僧にはわかった。
ゆうれいはテレパシーを使うからね。おや? 知らなかったかね?
吹雪の中、修行僧が向きを変えると、雪だるまになったサトウ先生も、正しい方向に向かう。
言ってみれば、そう、多次元連携チームだな。
そうそう、こんなこともあった。
サトウ先生が、うっかり、財布を家においたまま、昼飯を食べに行った。
さあ支払いという時に、お金がないことに気づいたサトウ先生は、もちろん真っ青さ。
そこへタイミングよくやってきたのが、ゆうれい男にみちびかれ、どういうわけか急にラーメンが食べたくなったタナカ先生だ。
「サトウ先生じゃないですか! これは奇遇ですねえ! あれえ、顔色がさえないようですが、どうしました?」
「ちょうどいいところに! 実は財布を落としたらしい! ここの支払い、一時貸してくれ!」
「いいですよ~」
まじめなサトウ先生は、すぐにお金を返したよ。
ところで、タナカ先生は、お寿司が大好物だった。
仕事でへまをして凹むと、守護しているゆうれい男が、こうささやく。
「そう落ち込むなよ。大好きなお寿司でも食べて、元気だしなって」
それがゆうれい同士なら、テレパシーで聞こえちゃうのだな。
サトウ先生のそばで、修行僧がつぶやくわけだ。
「タナカ先生に、お寿司を買ってあげたいなあ」
まじめなサトウ先生は、理由もわからないまま、むしょうにお寿司を買いたくなり、なんの約束もないのに、タナカ先生に会いたくなるのさ。
会ってみれば、凹んでいるタナカ先生が、どんなへまをしたかを聞かされる。
(ああ、そうか)
こう、サトウ先生は思うのだな。
(このために、わたしはお寿司を届けたのか)
どうかな? サトウ先生は、やさしいだろう?
守護しているゆうれいと、守護されている人間とは、同じことをする。
運動会でタナカ先生が子どもたちと走れば、ゆうれい男もいっしょに走っている。
音楽会でサトウ先生が子どもたちの指揮をとれば、修行僧も指揮棒をふるのさ。
いっしょに食べていっしょにねむる。守護と、ひととのつながりはとても強い。
あなたが感じたこと、考えたことは、守護にはつつぬけなのさ。
え? 守護がいるかどうか、わからないって?
それはね、ふたつの理由が考えられる。
ひとつには、わざわざアピールしなくても、とくに問題がない場合。
ほとんどはこちらだな。
もう一方は、守護がうんざりするようなことを、あなたがうっかり、やってしまったケースかな。たとえばそう、だれかをいじめるとか、なかま外れにするとか、失敗をだれかのせいにするとか。
おや、思い当たることがない?
それなら、守護に、コミュニケーションがしたいかどうか、尋ねてみるといい。
お祈りをするときのように、そっと話しかけてごらん。
すぐには、わからないものだがね。
アンテナを立てていれば、いつかきっと答えがわかるようになる。
さあて、いよいよここからが本題だ。おやおや、前置きが長かったようだ。
ある小学校に、ふたりが勤務していた時のことだ。
サトウ先生が主担で、タナカ先生が副担任だった。
クラスに転校生があった。おとなしい、男の子さ。
当時、だれかをなかま外れにするといういじわるが、遊びとしてはやっていた。
転校生はすぐに、標的になった。
なかま外れにされたほうはたまらない。学校にいくことがつらくてならない。
タナカ先生は、転校生が問題を抱えていることに、すぐ気がついた。
「こまったことがあったら、話してごらん」
タナカ先生は、転校生にこう言ってうながすのだが、転校生はだまって首をふるだけだった。
(ぼくは、だれも信じない。おとなだって、信じるものか)
転校生のまなざしが、そう語っていた。
「ちからになりたい。打ち明けてくれないか」
タナカ先生は、そう言って転校生の肩に手をおいた。その手をふり払って、転校生はこう叫んだのさ。
「ぼくにかまわないで!」
タナカ先生は、転校生の怒りを感じ取った。だから、こう言った。
「きみは怒っている。怒って当然だ。怒りをうまく使うことだ。
使い方をまちがえてはいけない」
怒りをむりにおさえれば病気になる。
自分に向ければ、みずからをいためつけ、ふかく傷つけてしまう。
とつぜん怒りがばくはつして、だれか大切な人を苦しめてしまうこともある。
タナカ先生の言うように、怒りは、正しくあつかうものさ。
だが転校生は、タナカ先生をはげしくにらみつけると、さっとからだをひるがえし、走って行ってしまった。
転校生は、なかま外れにされたことを怒っていたし、もちろん、かなしんでもいた。
その子は、タナカ先生とのかかわりそれ自体を、拒絶したのだ。
どうしてだと思う? そのわけは、少しあとに話してあげよう。
「やあ、タナカ先生。おや、走って行くのは転校生だね。なにがあったのかな?」
サトウ先生がやってきた。タナカ先生は、サトウ先生にすべてをうちあけた。
「あの子はこれまでたいへんなことが続いてね。もうだれも信じられなくなっているのさ。
さあ、その怒りを、うまく表現する方法がないだろうか」
タナカ先生は、転校生のことで心を痛めている。
サトウ先生には、それが自分のことのように感じられた。
秋になった。小学校では、毎年恒例の学習発表会が開催された。
クラスごとに、合唱や劇、楽器演奏などが発表される。
サトウ先生とタナカ先生のクラスでは、ふたりが考えた劇を上演した。
ナレーションの子が、マイクで話しはじめる。
「ある牧場に、子牛がやってきました。けれどもそこでは、馬だけが飼育されていたのです」
すると、思い思いにつくった馬の面をかぶった子どもたちが舞台にあらわれる。
「ヒヒーン! あれえ、こいつ、子馬じゃないぞ!」
「ヒヒーン! こいつ、おとなの馬でもない!」
「ヒヒーン! 馬でないのなら、ぼくらのなかまじゃないや!」
さっそく、いじめがはじまった。
「おまえなんかあっちに行けよ!」
「むこうへ行ってしまえ!」
馬の面をつけた子どもたちが、子牛の面をつけた子どもをとりかこむ。
「そんなことをいわないで、ぼくもなかまにいれてよ」
子牛の面をつけた子どもが、みんなにたのみこむ。
人は、じぶんはグループの中にいると感じることで安心感をもつ。
あなたも、サッカーの話でもり上がると楽しいだろう?
いや、失礼。女の子はなんだろうな。食べ物? ファッションかな?
そう、同じ話題で楽しむことは、いつだってすばらしいことさ。
だって、なかまだと感じられるからね。それが大切なのさ。
だが、ものごとを考えることができないおろか者はね。だれかをなかま外れにすることでようやく、じぶんはえらい、この中で一番ちからがあると、こう思えるのさ。
そしておろか者のなかまは、だれかをいじめてなかま外れにし、そいつのわるくちを言い合うことで、じぶんはなかまだと感じて安心するのだ。
なかま外れは、おろか者がじぶんを安心させるために、ただそれだけのために必要なのだ。
むずかしい言葉で、これを「人権侵害」という。
人があつまると、その中で、ちからのあるものが自然とリーダーになる。
だが、このときみんなを引っぱっていたのは、いじわるが大好きで、言うことを聞かない相手を、いためつけるようなおろか者だ。
その子には、じぶんがみんなを、まちがった方向に向かわせていることがわからない。
山で道に迷ったとき、リーダーがみんなをきけんな方向へつれていけば、みんなのいのちが危なくなるだろう?
リーダーは、ほんとうは子牛役の子どもを、なかまにいれてあげるべきだった。
だが反対に、みんなが子牛をいじめるようにしむけてしまった。
みんなは、じぶんで考えることをやめ、子牛をいじめて、人権侵害をおこなった。
なぜ考えることをやめてしまうのだろう?
なぜ、いつまでもおろかなままなのだろう?
学問を修めることは、考えをふかめ、かしこくなることだ。
ほんとうの責任感も、そこから生まれる。
あたまがいいかどうか、そういうことではない。
あたまがわるいから学問をしない。それはおろかなまちがいだ。
ひとはその権利として、学問を修めるものだからね。
さて、話をもとにもどそう。
舞台では、馬の面の子どもたちが、子牛の子を取り囲んではやしたてていた。
「きみは、馬じゃない!」
「あっちへ行け!」
ここで、おろかなリーダーは、あたらしいいじわるを思いついた。
そこでさっそくこう叫んだ。
「きみは、なんてくさいんだ!」
ひどいことを言えば言うほど、おろか者は大いばりする。
むずかしいことをやりとげたひとが尊敬されるように、おろか者は、ひどいことを言って、いばるのさ。
「そうだ! おまえはくさい! くさいなあ!」
「くさい、くさい!」
みんなはすぐに偽リーダーのマネをした。なんの考えもなかった。
なぜ、なにも考えないのだろう?
それは、考えるちからが育っていないからだ。
考える習慣が、生活の中になかった。
周囲に、見本になるおとながいなかったのだろうな。
だが、考えないことと、じぶんに責任がないこととは、まるで別ものだ。
(あの子がはじめに言いだしたから)
よくそんなふうに言い逃れをするけれども、責任は、じぶんでとらなくてはならない。
勢いよくむこうへ押しやったブランコは、同じちからで、こちらにもどってくる。
カルマとは、そういうものだ。大自然にもとからある、目に見えないルールだよ。
ところで、台本ではここで、ひとりが
「いちぬけた! いじわるしてごめんね! さあ、いっしょにあそぼう!」
と、こう言うことになっている。
しかし、きっかけになるはずの子どもは、いつまでもそれを言わなかった。
(どうした! 練習したように、台本の言葉を言いなさい!)
舞台のそでから、タナカ先生が合図をおくる。だがその子は、イヤイヤと首をふった。
実は、偽リーダーの子が勝手に台本を書きかえたのだ。
(いうことを聞かないといじめるぞ!)
偽リーダーとそのなかまたちは、舞台の上で、きっかけになる子をおどかして、すっかり調子にのっていた。わるいことをした、すまないという心のいたみが、まったくないのだ。
(ああもう! だめじゃないか!)
だが、そのときだ。舞台に飛びだそうとしたタナカ先生を、サトウ先生が止めた。
(待つのだ! なにかが起こる予感がする! ・・・見ていなさい!)
「いやだよ! いじわる言わないでよ!」
子牛の面をつけた子どもが、だんだん泣き声になる。
「やあい、やあい、泣き虫!」
「泣き虫! やあい」
ののしられて、その子はついに泣き出した。そう、まさにそのときだ!
「泣くな! 泣くな!」
馬の面をはずして叫んだのは、怒りにかられた転校生だ。
いじめられてどんなにつらくても、決して泣かなかった子だ。だが、目のまえでその子が泣きだしたとき、転校生は本当に怒った。やさしい、友だち思いの子なのさ。
「泣くな! 泣いたって、だれも助けてくれないぞ!」
台本にはない、心からの叫びだ。
見ていたおとなたちが、思わずうなずいたほど、真実があった。
だがどうだ! 転校生のつぎの言葉に、みんなは凍りついた!
「いじめられたら、死んでやるのだ! だれにも言わないで、死んでやるのだ!」
そのはげしさに、体育館はシーンとしずまりかえった。
(ああ!)
タナカ先生の胸が、ズキンと痛んだ。
(ようやく吐きだした! つらかったな!)
「ぼくには友だちがいない。ぼくが死んでも、だれもかなしまない。死んでしまえば、楽になる。もうだれからもいじめられない! 死んで楽になるのだ!」
はじめて聞くみんなには、思いがけない言葉だ。
出口を失った怒りは、ときにじぶん自身にむけられる。
からだを傷つけたり、死にたくなったりするのは、ふかいところにある怒りのあつかいがわからなくて、心が病気になるからさ。
「いやだよう! ぼく、死にたくないもん!」
子牛の面をはずして、その子がまた泣きだした。
「死ぬのはいやだよう! あーん! あーん!」
ひとりでかかえていた痛みを吐きだして、転校生もいっしょに涙ぐむ。
「ぼくだって・・・ぼくだって、ほんとうは、死にたくないよ!」
転校生の父親は、働きすぎが原因で、自殺した。
その子は、大好きなお父さんがひとりで悩んでいて、ひとことも打ち明けてくれなかったことで、傷ついていた。
お父さんがそばにいてくれないことに、怒っていた。
お父さんを助けてあげられなかったじぶんを怒り、憎しみさえ感じていた。
転校生がタナカ先生を信じなったのは、大好きなお父さんが、じぶんを信じてくれなかったことに傷ついて、怒っていたからだ。
(お父さんが死んで楽になったのなら、ぼくだってそうしたいよ)
自殺は伝染する。
いじめをうけたこの子は、死を思いつめた。だが、いま。
「ぼく・・・ぼく、ほんとうは、生きていたいんだ!」
大きな怒りを吐きだしたことで、転校生はようやく、じぶんのほんとうの気持ちに向き合うことができた。
自殺したひとは、ゆうれいになってから、たいてい、こう伝えてくる。
「もっと、生きていたかった」
だが、その人生で起死回生できるのは、生きているあいだのことだ。
死んでしまったら、次の生まれかわりで、しあわせをつかむことだよ。
・・・やれやれ、話がまた横道にそれたな。
さて、タナカ先生には、転校生の心が、自分のことのように感じられ、胸がいたんだ。
やさしいその目に、あたたかい涙が浮かぶ。
「ごめん」
「ごめんなさい」
「もう、いじめない」
馬の面をはずして、子どもたちはつぎつぎとあやまりはじめた。
そう、たしかにみんないじめていた。
だが、じぶんにも責任があると、それぞれが、じぶんでそう感じたのだ。
偽リーダーも、じぶんだけがあやまっていないことに気づくと、うなだれて面を取った。
「ごめん。もういじわるしないよ」
台本では、ひとりひとりの違いをみとめて、なかよくしようという結末になっていた。
だがもう、おとなが考えた言葉は、でてこなかった。
心から生まれた、子どもたちの言葉は、見ていたおとなたちの心を打った。
「すばらしい!」
満場の拍手だった。
みんなは、サトウ先生とタナカ先生の指導をほめた。
ああ、もちろん劇は大成功だった。
だが、転校生が生きる気力を取りもどしたのは、そこにいたみんなのちからだ。
そう、子どもたちの守護も、そこにはかかわっていたのさ。
守護が強い責任を感じたことで、偽リーダーも、ようやく自分を取りもどしたのだな。守護するものとされるものとは、強いシンクロ状態にあるからだ。
さて、舞台で泣きだした子どもと転校生は、ほんとうに仲良くなった。
なかま外れにされることが、こんなにつらくてかなしいことだと、泣きだした子は、そのときはじめて知ったのさ。
実は、その子はわたしなのだよ。
・・・転校生かい?
母親思いの、やさしい男だ。
妻と子どもにめぐまれて、いまも、しあわせに暮らしているよ。
もちろん、タナカ先生と、サトウ先生もね。
ああ、そうそう。まだ話さなくてはならないことがあったね。
うん、修行僧のなぞだよ」
5
さて、はじめに話した、男の子を覚えているかな?
ちいさな妹を守りたい。その思いをかかえたまま、男の子は生まれ変わった。
実はその子は、あの殿さまの家来だ。
いや、弟のほうさ。
兄が大好きで、疑うこともなかった。
そう、たいせつな妹とずっといっしょに大きくなることができて、ほんとうによろこんでいた。
もちろん、前世の記憶はない。
ただ、当時妹を愛していた男の子のたましいが、よろこんでいたのだ。
だが弟は、あたりまえのように兄を信じていたのに、陥れられて処刑された。
兄にゆだねたわが子も、殺されてしまった。
ふたりは、なにもわるいことをしていなかったのに。
弟は、わが子がぶじに国を継ぐことができるよう、それを願って死んだ。
弟はつぎに、ある屋敷に生まれた。妻をめとり、息子がふたりできた。
跡継ぎを下の息子に決めた父親。
そう、それが、弟の生まれかわりだ。
理解できるかね?
家屋敷を継いだのはまさに、前世で国を継ぐはずだった、弟の子どもだった。
上の子に継がせてもよかった。
そう思わないかね?
おなじわが子だからね。
だが、そのなぞはこう解こう。
弟だからだと。
下の子に子どもが生まれれば、弟の子どもが、やがて家屋敷を継ぐのだから。
あなたには、わかってほしい。
この父は上の子も愛していた。
家屋敷こそ与えなかったが、学問をさせ、認めていた。
「どこまですすんだ? そうか、がんばったな。いいぞ。その調子だ」
上の子は、父に認められることがうれしくて、学問を修めた。
家屋敷は与えなかったが、それでもしあわせになってほしかった。
だが上の子は、みずから命を絶った。
あの世で見まもっていた父親がどんな気持ちだったか、想像がつくかね?
じぶんの手でさがし出して、立ち直らせてやりたかった。
愛情をこめてね。
ああ、そうだ。
ゆうれい男を救いだした修行僧は、この父親の生まれ変わりだよ。
みずからいのちを絶った、かつてのわが子をさがし当て、ともに修行をかさねたのだ。
・・・ところで、ここにもうひとつのなぞがある。
ゆうれい男で殿さまの家来、弟の子どもから国をうばった兄だ。
そのむかし、兄は、男の子のおさない妹だったのさ。
あえなく殺された女の子は、こんどこそ、身を守ることができるおとなになった。
だが、弟に対して、理由のわからない憎しみをもっていた。
兄は、弟がかしこいから憎いのだと思っていたのだが、実はちがう。前世の感情だ。
突然しあわせをうばわれたことへの、恐怖や怒りだ。
それはおさない女の子のものではなく、母親の感情だよ。
死の一瞬にあじわった母親のつよい痛みを、妹はじぶんの感情と区別できなかった。
なぜって? 強い感情は伝染するからだ。
さて、憎しみのほんとうの理由を知らなかった兄は、まちがって弟を憎んでしまった。
おろかなことだな。まったく、いたましいものだ。
さあ、うばわれたものを守りたい。
それはもともと、じぶんのものだから。つまり、兄のなかではね。
兄はこうして、弟の子どもから、国をうばい、わが子の後見人として、長い間権力をふるった。
次はほんとうにじぶんのものにしたい。そう思って死んだ。
時代が下がって、男は、家屋敷を継ぐ子に生まれた。
だがこんどは、弟の生まれかわりであった父に取り上げられてしまう。
押しやったブランコが、同じ強さでこちらに返ってきたために、男の人生はつらいものになった。
男はじぶんから人生を手ばなしたのだが、苦しみはそこで終わらなかった。
その苦悩も、やがて修行僧に出あって救われた。
もういちどくり返すが、男が死んで、ゆうれいになってからのことだ。
たいへんな時間がかかったものの、男はその生き方を変え、来世でほんとうのしあわせを手にすることができた。
かつて父親にはげまされて続けた学問がその素地にあったことは、言うまでもあるまい。
タナカ先生のやさしさとかしこさは、前世から受けつがれたものだ。
そうだよ。前世で努力したことは、生まれかわっても役に立つのさ。
あなたの才能も、そう。
前世でずいぶん努力したのだ。
男の子と妹は、こうしてなんども生まれかわりをくり返し、ぶつかり合い、愛し合い、成長していった。
ふたりの両親や、周囲の者たちも、もちろん身近に生まれかわって、ふたりに関わっていた。
6
さあ、こんどこそほんとうに、さいごの話だ。
はじめに話した、男の子の話を思い出せるかね?
賊が、一家を皆殺しにしたのだが。
この話はそれこそ、賊のその後だよ。
「おれが最強だ。だれよりもいちばん強い!」
賊のかしらがこう言うと、手下たちが応じる。
「そうだ! かしらがだれよりも強い!」
だが、やつらのしたことは、ただの弱い者いじめさ。
とらえられ処刑されても、あえなくゆうれいになっても、手下たちはかしらを持ち上げ、かしらは相かわらず、どこまでもうぬぼれていた。
このうぬぼれはおろかで、永遠に処刑場にのこるものだった。
だがどうだ。
かしらの心の一部には、もういちどじぶんの強さを確かめたいという思いがあった。
かしらは生まれかわった。その一部だけだがね。
時代は、ちいさな国がたくさん興っていたころだ。
あちこちでいくさがあった。
強く大きく成長したかしらは、その強さで、ある国に仕えることになった。
賊であったころには、手にはいらなかった名誉と財産が、男のものになった。
戦っては勝ち、敵を倒しては、殿さまから栄誉を受けた。
だが男はついに、攻めこんだ敵にとらえられ、刑されることになる。
引き出されたおさないわが子と、美しい妻。
処刑はいとしい子どもからはじまった。
それはもういたましく、残酷なものだったよ。
いくさでボロボロに欠けた刃で、なんどもくり返し首をたたき、へし折り、切り落とすのだ!
「やめてくれ! 子どもになんの罪がある!」
男は叫んだ。
前世で、他人のおさない子どもをなぶり殺した賊のかしら。
いま、かわいいわが子を守るために、くり返し叫んでいた。
次は妻の番だ。
泣き叫ぶちからもなく、いたいたしく引き立てられた妻。
「やめてくれ! 女はゆるしてくれ!」
里を襲い、女たちに乱暴し、その命を奪った。
かつて賊のかしらだった男が、いま、愛する妻の救いをもとめ、むなしく叫ぶ。
「・・・生きていたかった。もっと。
ずっと愛していたかった。
おれは、妻と子どもを、愛していたのだ」
おさな子と妻の、あわれななきがらに触れることも許されず、男はそうつぶやく。
だれがいちばん強くても、いいではないか。
愛する家族とおだやかに暮らす日々が、ほんとうのしあわせなのだ。
「おれが倒した相手にも、家族がいる。
だれかが愛する男を、この手で、おれは奪った。
おれがほんとうにほしかったのは、愛する家族と、いつまでも暮らせるしあわせだ。
そんなささやかなしあわせを、どうして奪い、うばわれなくてはならんのだ。
・・・ただおれは、もっと、愛したかった」
こうして、男は処刑された。
そうそう、かしらの残された大部分、うむ、生まれかわらなかったほうだがね。
いまもその処刑場にとどまって、手ごろな人間に憑りつき、もうひと暴れしてやろうと狙っている。
ろくなことにはならん。うっかりシンクロしないことだ。
了
forgetfulness 1
The secret of the forgetfulness
1
Thing long ago.
Boy had.
I love my sister was just born, I had seen the good care.
Since the living settlers were poor, it had to be me help the parents while young.
And carrying a small sister, the boys worked hard.
The child was really helpful.
Clever parents in a work horse, boy nor his sister, both of which cherish the same way.
It modest home, but it was happy.
But One day, the family that was attacked by a thief is, it would be exterminated sorry.
Father is not completely was resistance to protect the family, the mother died to top it off, which is violent, sister was slashed in the back of the boy.
Boy who fainted, sister of blood, was saved is believed that the other dead.
Of course, it suffered a deep wound to the mind and body.
It lost the memory. I defended myself to forget.
People of the village is My heart ached for the boy. But any house also a fullest by themselves live.
Remain to be taught, boy collects the nuts walking down the mountain, he was fishing in a small river.
Satode is a modest help, get divided the slightly just of food.
The boy somehow, survived the hard winter.
However, it did not last even such a life.
A few years later, the boy again shocked.
Thief is again, we hit the village.
To Osana child of tragic dead body, the boy remembered all at once, anger, went toward the brave thief also. But, to the poor. Truncated on the spot.
While dying, boy just thought this.
"I wanted to protect. In this hand, the younger sister, I wanted to Yari guarded"
2
Age is lowered, it had arose a lot of the small country. Each other to protect the territory, fighting was also at the time.
Thing of a certain country.
There was a servant of Futari to the lord. This Futari was the older brother and younger brother.
Lord is the Futari favorite, it was often compete. Listen to the opinion of Futari, was each other to say the rebuttal.
My brother was loath the smart brother. But never, attitude that hate was not taken. There is no reason. However, because I thought the better is that it is advantageous to their own.
Generous brother, adores his brother, anything confided to his brother, heard the opinion.
Brother calm brother, liked the calm.
Such as he is Kiraware, there was no doubt things.
Beautiful daughter had the two of the lord.
The because my son was not to take over after, it was marry the daughters to the brother of the favorite and brother.
Before long I was born a child to his brother married couple. As a child, it became a country of the heir.
Brother of the children were not yet Sazukara. Therefore, the feudal lord was whispered this call brother.
"I am brother of children Sukusukuto grew up. But, if you to the children Umarere, will Yuzuro this country to its children."
Brother of the wife he soon gave birth to a child. As a child, I was supposed to take over next to the country of the brother of the child.
My brother wanted to inherit a country to my son. Only the words of the lord is, was the cornerstone of his brother.
The children of his brother was clever. Very similar to his brother's lively children. Child brother, often are blurred.
"Smart is a child of the brother"
Lord was saying, change your mind.
"Heir had better wise"
In the heart of the older brother, he was born strong hatred.
(Younger brother is hateful. I if not have its children!)
My son is I heir. To that end, the child is getting in the way with his brother. Brother that blinded by jealousy and desire, told a lie to the lord.
"Next to the country, we are invaded"
The neighboring countries, there is also exchange up to now, is at least on the surface was going well.
"Once my brother to the generals, bombarded the neighboring countries, we will overcome always."
Old feudal lord did not see through the lies of his brother.
"I brother. You are able to fight to protect the border from now."
My brother was surprised. They are doing well with neighboring countries. Impossible, such as attack come!
"Lord! That country has a peace idea. There is not going to invade in our country!"
Brother, many times also had visited the neighboring country as a messenger.
"There are more advanced than our country. It is a peaceful country that does not like to fight. Japan should also learn from the neighboring countries!"
Hatred of brother was further flamed.
"My brother you are in communication with the neighboring countries!
Though it is my brother, I hated him even a little traitor!
If Ne just cut off, you will not be able to defend the country! "
My brother whispered softly to the lord. Lord was beside himself in anger, exclaimed and glared at his brother.
"While the husband of my daughter, it refers to its position, whether sell our country!"
Enveloped the face of his brother, was taken away to the execution field.
Brother, did not know that it has been plunged to his brother. Before the execution, brother shouted to his brother.
"Brother! His wife and child and asked!"
It became the last moment of the words of his brother.
My brother is dead, but lively and clever the child, remained heir.
When the old lord died, brother killed the children of brother poisoned.
In this way the child's brother inherited the country.
Foolish the child, was not able to do anything if it were not for his brother is a father. Brother, was to hand a force greater than the young lord.
Eventually brother also died.
3
Well, there was a man alone. In fact, he had already died. No, it was a ghost.
Why has become a ghost, first let's talk from there.
Man, there are wide land and many of the peasants, was born in a big mansion.
It was a child inherit all the property.
When still a boy, rampage in the house without that what, broke the walls of the mansion.
"My son was gone crazy!"
Man's father, depriving all rights from the man, and shall not be heir.
The man placed in Zashikiro, spent in vain every day.
The man has talent, beautifully if multiplied by the book, it was great if sing a song. It could be academic.
And yet, even after it has been issued from Zashikiro, his father did not return the man to the heir.
After the death of his father, a man broke off life itself. Thus man became a ghost.
The man who became a ghost dead locate available person who has had. It is a monk.
The monks use the strong Horiki it is, spoke this to the man.
"You, or has passed the time much from the dead, if you know?"
The man saw the monk surprised.
"I'm not dead yet. I wanted to die, it seems to have somehow failed."
I did not spoken by anyone, man, I did not notice that he is dead.
"Your life is, really was something more wonderful. Oh, yes. You are full of talent, was a promising man in the future."
Man of the heart, was slightly brighter.
"I inherited the mansion that, worked severely the peasants, was supposed to be rich than anyone. You have, whether it is you can see?"
Monks nodded large.
"Know that too! You are wise, was excellent. Or was, no matter how painful it is said that mad. Picked up the seat of the heir, or was, no matter how sad."
Each time you are guessed the secret anguish to monks, day become lighter heavy man mind.
Homestead was supposed to take over the man, inherited brother.
Among the suffering that has been closed to the future, man just single-mindedly piled up scholarship, went to deepen the idea.
Hitowa, why live.
Why suffer to live.
My life is, what is why full of anguish.
The heart is not sunny a grudge against. The man who became a ghost, this time, was finally realized.
"To find the meaning in anguish, not anyone, it is my responsibility!"
Monks nodded large, saying.
"Again, it is wise."
"Oh, I am smart or"
A man smile happily, monk asks.
"Why they broke off their own life?"
In his words, it distorted the face of the man.
"I wanted to be comfortable. I thought become easier if die. Until it is said to you, did not notice that the dead"
"Dead to become comfortably is, just who have no regrets in life. You are, what has been found suffering?"
Man, it was this answer from a little thinking.
"Why must undergo this kind of suffering, I do not know.
I It will be that plunged someone "
The eyes of the monks has become stricter.
"Law. Or say no to anyone plunged. Now, see that man is good."
In front of the man, the ancient people of alone it appeared. Come on, spoke a little while ago, wonder if you remember that the servants of the lord?
The was in there, but his brother was executed! Full of anguish, his brother mutters.
"Mortifying ... but I was plunged into someone."
The man had been taken some time aback is, that person is someone, I remembered suddenly.
"You ...! 'S my brother! So, took the country of the lord ... from me!"
The man, himself, reminded everyone of how reincarnation of the!
Once upon a time, around the small country arose a lot.
In a country of feudal lord, it was a servant of Futari.
Futari was a brother and a younger brother.
Brother hate brother, plunged lying, was executed in the lord.
My brother was a selfish man in let alone.
What was wanted was to get to kill the younger brother to be in the way.
So, the bad brother was disturbing. My brother believe so.
Brother of children, were killed with poison.
To my son is take over the country, the child is because gotten in the way.
That his was, stupid brother, Koreppotchi did not even regret.
On the contrary, his brother was also think of course been killed also their children.
But here, man was struck in shock! So to speak, in order to have met with a number of academic, it's became quite smart.
"I see! My house mansion, inherited in place of a younger brother.
Like, this time took the country from the child, seems to me of the old days! "
So, it is good it or bad things you have to someone, come back always to yourself.
People it called "karma".
If or suffer or bullying someone, someday we suffer.
Yeah, so swing you press over there, come back here with the same strength. He said that, that was, that was perpetrated is, by the same amount, will receive in my life someday myself.
"Forgive me! I was stupid!"
A brother tasted distress, heart feel like a thing he had grown up in the man.
Suffering, but both sides of the coin.
Anguish as the Atonement, and the suffering of the order to change the future.
Man became wisely met with academic, by the suffering that tasted, has taken on a new future.
Four
The man who became a ghost, helped by monks, went piled up training of spirits.
"On behalf of birth, I want Atonement"
When the man tells so, monks'm very pleased.
"Let this in. You and I will change born together, you Tasukeao"
The words of the monks, the man became completely happy.
"It is welcome!
But I still lost.
In fact, his was reborn, I would like to patron "
And it is reborn to the people, to be patron myself was reborn, can at the same time in the Spirit. It's this kind of thing.
Part of the spirit, instead born in the ground as a person, with the remainder, remains ghost, hit by a patron.
"Is it good! In even I, do not try to patron myself was reborn."
In this way the two of, and a portion of the patron leave the ghost, was divided into the part that live on the ground become a person.
Oh yeah, I think you are aware of the other.
The monks there is still a mystery. To reveal to the last moment of the story, I guess us waiting for a while?
Now, which two did become adults, became a teacher of the school.
When was, I do not feel like I met the first time. There will be such a thing?
This Futari was also so. Completely and hit it off, relationship was good.
But, because the other confusing, gonna previous to name this Futari.
Man of the birth instead, Tanaka teacher.
The birth place of the monks, let's call the sugar teacher.
what? Naming Datte sloppy?
... instead you want another cup of coffee, I any good?
Thing when Tanaka teacher distress in the snowy mountains.
"You, where are now!?"
Big snowstorm of white-out. Oh yeah, it does not reach even the mobile phone radio waves.
Sato teacher, the mobile phone useless just say Tsutsu, was slammed by angry.
Well, good child should not never be a manager.
Can not be waiting at the shelter, sugar teacher in a snowstorm, he jumped out to look for a Tanaka teacher. Who was there also is, it turned pale. Because I worried about the secondary distress.
In, speaking to the conclusion, sugar teacher, was bring back safely Tanaka teacher.
'Cause You know, ghost man who became the patron is, to the monks that protect the sugar teacher, I because were shouting this.
"Here is it! Right there!"
I did not hear the sugar teacher, but was found in the monks.
I because ghosts use the telepathy. Oh? I guess I did not know?
Among the snowstorm, when the monks will change the orientation, even sugar teacher became snowman, headed in the right direction.
As it were, so, that's a multi-dimensional cooperation team.
Oh yeah, there was also such a thing.
Sato teacher, inadvertently, I left my wallet at home, I went to eat lunch.
Now when that payment, the sugar teacher noticed that there is no money, of course, the deep blue of.
That came good timing to it, is led to the ghost man, but somehow suddenly ramen became want to eat Tanaka teacher.
"Is not sugar teacher! This is hey is the odd-even! Aree, but it seems that not even complexion, was what?"
"Seems to have dropped just the place to say! Actually wallet! Here payment, lend me a temporary!"
"It is good ~"
Serious Sato teacher, was immediately return the money.
By the way, Tanaka teacher, sushi was a favorite food.
When the recessed a goof at work, ghost man that patron is, this whisper.
"I Do not fall so. I love to eat at the sushi, I Do It's healthy."
If it is a ghost with each other, it's from being heard by telepathy.
Beside the sugar teacher, but not monks mutters.
"To Tanaka teacher, I want to give to buy the sushi"
Serious Sato teacher, not knowing why, will want to buy the Mushoni sushi, though nothing to promise, to want to meet Tanaka teacher.
Come to meet, Tanaka teacher that is recessed is told whether it has any goof.
(Oh, I see)
This, it's the sugar teacher think.
(Or for this purpose, I have delivered the sushi)
How about? Sato teacher, would be easy?
And ghosts are patron, human being patron is the same.
If Hashire athletic meet at Tanaka teacher with children, ghost man also running together.
Taking Sato teacher is the commander of the children in concert, to shake the monk also baton.
Sleep together and eat together. Patron and, ties with the people is very strong.
That you feel, that thought is, what cylinder omission is the patron.
Huh? Whether the patron is present, you do not know?
It sounds, are two possible reasons.
For one thing, it is not necessary to bother appeal, especially if there is no problem.
Most it's here.
The other, things like patron is sick, Do you have inadvertently, or ended up doing case. For example so, Toka tease someone, Toka to fellow out, Toka to the failure to blame someone.
Oh, there is no recall that?
Well, the patron, whether or not you want to communicate, and try to ask good.
Such as when to pray, see speaking softly.
Immediately, something you do not know, but I.
If make a antenna, so that it is understood that one day I'm sure the answer.
Come on in, finally from here, but the main subject. Aw, it seems a prelude is longer.
To a certain elementary school, but that when they came they were working.
Sato teacher is the main responsible, Tanaka teacher was co-teachers.
Classes there was a transfer student. Meek, boy.
At the time, mean that someone in the fellow out is, as the play was doing.
Transfer student immediately, became a target.
Was better it is unbearable to be a friend out. Should not be painful is to go to school.
Tanaka teacher, that transfer student is having a problem, I noticed immediately.
"If there is in trouble, see and talk."
Tanaka teacher, but I prompting saying the transfer student, a transfer student was only shake his head in silence.
(I do not believe anyone. Datte adults, or not to believe)
Transfer student of gaze is, had said so.
"I want to be in force. Do not you confide in."
Tanaka teacher, placed a hand on transfer student of the shoulder to say so. Paying pretend their hands, the transfer student exclaimed.
"Do not mind me!"
Tanaka teacher, was felt the anger of the transfer student. So, I am saying.
"You're angry. I naturally angry. I can use the anger well.
Do not mistake how to use. "
If Osaere anger forcibly become ill.
If Mukere to myself, hurting themselves, it would hurt deeply.
Suddenly anger to explode, sometimes become plagued someone important person.
As says Tanaka teacher, anger, properly dealing with things.
But transfer student, and gloat vigorously Tanaka teacher, quickly rebelled the body, had ran.
Transfer student, to was angry that it has been in the fellow out, of course, there was also sad.
As a child, the relationship itself with Tanaka teacher, it was rejected.
I think Why? The reason is, I'll talk a little bit after.
"Hey, Tanaka teacher. Oh, that's a transfer student is going to run. Do what had happened?"
Sato teacher came. Tanaka teacher, confessed everything to sugar teacher.
"It continues to be that a child is a very far. Has become not anymore nobody believed.
Come on, the anger, whether it would be no way to successfully expression. "
Tanaka teacher, is pained by the transfer student of it.
To Sato teacher, it was felt like myself.
It was in the fall. In elementary school, annual learning recital was held every year.
For each class, choir and drama, such as playing a musical instrument will be announced.
In the class of sugar teacher and Tanaka teacher, staged a drama in which they came was thinking.
Narration of the child, begin to talk with a microphone.
"To a certain ranch, calf came. But where is the only horse has been bred."
Then, the children appear on stage wearing the face of the horse that was made in their own way.
"Hihin! Aree, this guy, not a pony!"
"Hihin! This guy, not even in the adult horse!"
"If it is not Hihin! Horse, not that our fellow!"
Immediately, he began bullying.
"I go to something over there!"
"Once you go over there!"
Children wearing the face of the horse, surrounds the child wearing the face of the calf.
"Do not say such a thing, I also have a friend."
Children wearing the face of the calves, request earnestly to everyone.
People, myself have a sense of security by feel that being in a group.
You too, would be fun and Mori go up talking about football?
No, excuse me. It would be what the girl. food? I wonder if fashion?
So, to enjoy the same topic, it's always great.
I mean, because feel that it is fellow. The it is important.
But, it let alone who can not think about the things. Finally by someone to fellow out, yourself helluva, when there is the most power in this, to seem this way.
And foolish fellow is, the fellow out bullying someone, that Iau the that person of ill, their seems to relieved to feel that fellow.
Fellow out, in order, let alone who is to reassure myself, only I needed to just it.
In difficult words, this is referred to as "human rights violations".
When people gather, among them, some of the force is in the nature and the reader.
But, had to pull everyone this time, a love mean, the party that does not listen to say, stupid person, such as hurting.
To the child, do not know is that you are yourself everyone, it directs in the direction wrong.
When you got lost in the mountains, if we bring leaders everyone to dangerous direction, would everyone's life is dangerous?
Leader, the children really calf role, it should'll be had to the fellow.
But on the contrary, everyone had entice tease the calf.
Everybody, stop to think on their own, bully calf, it was carried out human rights violations.
Why I Will would stop to think?
Why, I wonder remains foolish forever?
To cultivate the academic, deepen the idea, it is to become smart.
Sense of responsibility true also, born from there.
Whether a good head, not such a thing.
Head is not an academic from bad. It's definitely stupid.
People as its right, it because that cultivate the academic.
Now, get back on the basis of the story.
On stage, the children of the surface of the horse, had Hayashitate surrounds the child of the calf.
"You are not a horse!"
"Go away!"
Here, stupid leaders, came up with a new mean.
So I cried immediately this.
"You, I smell is!"
As it sounds Speaking a bad thing, let alone have a big urine.
That to be respected person put across the difficult, let alone who, to say the terrible things, the Ibar.
"Yes! You are stinking! I smell!"
"Stinking, stinking!"
Everyone was the manager of the false leader immediately. What was also no idea.
Why I would not think anything?
It is, because not grow up the power to think.
Habit to think about is, was not in the life.
Around, it probably had no adult to become a sample.
But, and that you do not think, and that there is no responsibility on their own, it is like a different thing.
(Because that child began to say at the beginning)
Although well that way to the subterfuge, responsibility must be taken by yourself.
Vigorously Blanco impelled to over there, with the same force, come back in here.
The Karma, just that thing. From nature to the original, it is a rule which is not visible to the eye.
By the way, here in the script, is alone
"I was missing Ichi! I'm sorry and mean! Come on, Let's play together!"
And, it is supposed to say.
However, should the child be a trigger, even I did not say it forever.
(As if you were! Practice, say the words of the script!)
From the edge of the stage, Tanaka teacher send a signal. But the child, shook reluctantly and neck.
In fact, I child of false leader was changed arbitrarily write the script.
(Tease and not listen to say!)
False leader and his colleagues, on the stage, and Odokashi a child to become a starting point, was completely riding in tone. Bad was that, pain of mind that sorry is, I do not at all.
(Oh anymore! Is not no good!)
But, I at that time. Tanaka teacher that tried to jump out on the stage, Sato teacher has stopped.
(Wait! What happens feeling is! Let not look ...!)
"It's bad! Do not say mean!"
Children wearing the face of the calf, gradually become cry.
"Yaai, Yaai, crybaby!"
"Crybaby! Yaai"
Reviled that his child was finally burst into tears. So, I just at that time!
"Cry it! Cry it!"
Shouted remove the surface of the horse, it is a transfer student that fit of anger.
No matter how painful it is bullied, but the child did not cry never. But, when the child began to cry in front of the eyes, a transfer student was really angry. Friendly, the children of your friends think.
"I was crying Do not cry!, No one help me!"
Not in the script, but heartfelt cry.
Look we were adults we, as nodded involuntarily, there is truth.
But it does! To the next word of the transfer student, everyone froze!
"When you are bullied, you do not say even in it! Who'll die, I'll die!"
In its intensity, gymnasium was silenced the scene.
(Ah!)
Chest of Tanaka teacher, ached and Hooded.
(Finally exhaled! It was hard!)
"There are no friends to me. I also have died, no one sad. Once dead, becomes easy. The other not be bullied by anyone! Dead become easier in!"
Everyone is to hear the first time, it is unexpected words.
Anger that has lost the outlet is directed to yourself when.
Or damage to the body, to become or want to die is, without knowing the handling of anger in the deep, because the heart is sick.
"Yo I do not want! I do not want to die!"
Remove the face of the calf, the child has also started crying.
"To die is Yo I do not want! An! An!"
By discharging the pain that had faced alone, a transfer student also Namidagumu together.
"Datte ... Datte I I, truth, do not want to die!"
Transfer student's father, works too much is because, committed suicide.
The child, favorite dad is not troubled alone, a word also that did not you confided, had been wounded.
Dad to be not you have to buckwheat, was angry.
Anger their own that have not been raised to help dad, I felt even hatred.
The transfer student becomes believe Tanaka teacher, favorite dad, hurt that I did not believe in yourself, because was angry.
(If you had eased the death of his father, I want to do Datte me)
Suicide is contagious.
The child received the bullying, was languishing death. But, now.
"I ... I, in reality, I want to live!"
By expectorating the big anger, transfer student finally, was able to face the feelings of true self.
Suicide the person is, after becoming a ghost, usually, come to tell this.
"More, I wanted to live."
But, what it can be revival in its life, but things between you are alive.
If you died, in the next birth place, thing grab happiness.
... Whew, I went just to the side street talk is also.
Well, the Tanaka teacher, transfer student of heart, felt like myself, it is damaged chest.
Friendly to the eye, warm tears floats.
"sorry"
"I'm sorry"
"The other, not bullying."
Remove the side of the horse, the children began sorry one after another.
So, it was certainly everyone bullying.
But, if there is a responsibility to myself, I, respectively, felt so on your own.
False leaders, and notice that just is not mistake myself, took the droop to face.
"I'm sorry. No longer mean"
In the script, and recognized the difference of the individual, was supposed to end that trying to get along.
But again, the words that adults thought did not come out.
Was truly born, the children of words, hit the adults of mind was watching.
"great!"
Unanimously it was of applause.
Everyone, praised the leadership of Mr. Sato and Tanaka teacher.
Oh, it was of course play a large success.
But, it was back to take the energy to transfer student to live in, there on the plate's everyone's power.
So, the children patron was also involved there.
Patron that felt a strong responsibility, I fake leader, I finally was back to take his own. It shall be assumed that the patron is, because there is a strong synchro state.
Well, transfer student and children began to cry on stage, became really good friends.
Be a friend out is, of when the thing sad is so painful, the child began to cry, I learned for the first time at that time.
In fact, the child it is I myself.
... transfer student do?
Mother thought, but friendly man.
Blessed with his wife and children, even now, I am happy to live.
Of course, and Tanaka teacher, I also sugar teacher.
Oh, Oh yeah. It was sometimes must be spoken yet.
Yeah, it is a mystery of monks "
Five
Well, how was talk at the beginning, remember the boy?
We want to protect the little sister. While suffering the thought, boy was reborn.
In fact, the child is, but servants of that lord.
No, more of the younger brother.
I love my brother, I did not have that doubt.
So, to be able to increase much along with precious sister, it was not really happy.
Of course, there is no memory of the previous life.
However, he spirit of the boy who had loved the sister at that time, was not pleased.
But his brother, though believed his brother as natural, were executed been plunged.
My son was left to the brother also got killed.
Though the two of, did not do anything bad.
Brother, so as to be able to take over her own child is safely country, dead hope it.
Brother then, was born in a mansion. Marry his wife, his son was able to Futari.
Father decided his son under the heir.
So, it is, but instead born of his brother.
You wonder if it can be understood?
Exactly what took over the house mansion, was supposed to take over the country in a previous life, was a child of his brother.
Even if the beloved child of the top was good.
You Do not you think so?
I because it is the same son.
But, the mystery is trying to solve this.
It's because younger brother.
If Umarere children to a child of under, brother of children, eventually because of take over the homestead.
You have, I want you to know.
The father was also love child of the above.
Did not give what homestead, but to the academic, was not admitted.
"Where advanced to? Or so, Do not hard work. Iizo.'s the tone."
Child of the above, and happy to be found in the father, was met with academic.
Homestead was not given, but still wanted to be happy.
But the children of the above, broke off the life itself.
Or father who had guarded seen in the other world was a kind of feeling, imagination is Tsukukane?
And began looking at the hands of their own, I wanted Yari allowed Tachinaora.
I lovingly.
Oh, yes.
Monks that began to rake the ghost man, reincarnation of this father.
Himself broke off the life, against looking for a once my son, we were both piled up training.
... By the way, there is another mystery here.
Ghost man in the lord of the servants, but his brother took the country from the brother of a child.
Of the old, older brother, he was a young sister of the boy.
Sadly killed the girl, now what became adults can protect themselves.
But, for the younger brother, I had a hatred that do not know the reason.
My brother, he brother had thought that I hate because wise, but in fact different. Emotion of the previous life.
To be deprived of sudden happiness, but fear and anger.
It is not the young girl's mother's emotions.
Strong the pain of the mother who tasted the moment of death, sister could not be distinguished from the emotion of their own.
Why? Strong emotions because contagious.
Well, my brother did not know the reason for the real hatred, had hated his brother by mistake.
It would be foolish. At all, but tragic things.
Come on, I want to protect what has been deprived.
It was originally, because those of their own. In other words, it is among the older brother.
My brother said, from the brother of children deprives the country, as the guardian of my child, drew out a long time power.
The following really want to yours. Dead I think so.
Era is down, the man, was born to a child inherit the homestead.
But now is, it would be taken up to the father was instead born of his brother.
Impelled was Blanco, in order to have returned here with the same strength, a man of life became a painful thing.
The man he was hand Banashi the life from myself, suffering did not end there.
The distress was also saved and eventually met a monk.
Once again chestnut return, but the dead man, thing from becoming a ghost.
Although it took tough time, man changes its way of life, I was able to hand the happiness of true in the afterlife.
Once that study, which continued to be encouraged by his father was in the green body, Mai is also needless to say.
Kindness and Kind regards of Tanaka teacher, something that has been spliced received from the previous life.
that's right. It is, of useful also on behalf born that effort in a previous life.
Also your talent, so.
We tried a great deal in a previous life.
Boy and sister, thus many times also repeated instead born, clash, love one another, it began to grow.
Futari parents and of the surrounding shielding us also, on behalf of course familiar born, was involved in Futari.
6
Come on, now what really, story of last moment.
Introduction to the story, I do remember the story of the boy?
Thief is, but he was a family exterminated.
This story is that ', but then the pirates.
"I have the strongest. Most stronger than anyone!"
When the head of the pirates is this say, minions responds.
"Yes! I am stronger than anyone I wonder!"
But, that guys of the will, of bullying just a weak person.
Be captured executed, even if the sadly ghost, minions lifts the chief, and the head does not change phase, it was also conceit far.
This conceit is stupid, was something that remains forever in the execution field.
But it does.
On the part of the head of the heart, there was a feeling that want to once again confirm the strength of your own.
I wonder was reborn. It is just part of it.
Era, but around the small country I had arose a lot.
Here and there was a sword?
Strongly increase growth by chief was, in its strength, had to serve to a certain country.
And which was the time the bandits, honor and property, which did not enter in hand, became a thing of the man.
Fighting is to win, is to defeat the enemy, he received the honor from the lord.
But the man finally, captured by the enemy yelling attack, will be punishment.
And young son pulled out, beautiful wife.
Executions began from the beloved children.
It is another tragic, it was something cruel.
In blade was lacking in tatters in the sword?, Many times also repeatedly beating the neck, Heshiori, cut off!
"Stop me! Children there is anything of sin!"
The man cried.
In a previous life, I wonder if the bandits were Naburigoroshi the young children of others.
Now, in order to protect the cute son, they were shouting repeatedly.
The following is a turn of the wife.
Crying force without any, painfully favors was his wife.
"Stop me! Woman is me forgive!"
They attacked the village, wildly in women, took their lives.
Once man was head of the pirates is, now, seeking the salvation of his wife love, cry in vain.
"I wanted to live .... More.
I wanted to love you all the way.
I'm, I wife and children, had been loved. "
Of Osana child and his wife, not even allowed to touch the pathetic corpse, man mutters so.
Even if everyone is most strongly, or not good.
Every day to live gently and loved ones is, I happy true.
"Even to someone I was defeated, I have a family.
The man someone love, in this hand, I was robbed.
The I wanted really, and a loving family, also happy to be able to live forever.
Such a modest happy, why steal, he lined up is not deprived.
... But I'm, more, I wanted to love you. "
In this way, a man was executed.
Oh yeah, most of which is left of the head, and the presence or absence, I but I better did not change born.
Now even stay in the execution field, affordable human beings in possession interest-bearing, is aiming the I'll be another person rampage.
Along the Rokna it. Inadvertently thing that does not sync.
Completion
forgetfulness 1