forgetfulness 1



 forgetfulness 2





(寓話) ものわすれのくに

 
    1
 
 
 
 
第1の男は、弟らにこう言った。
「死んだら終わり。死んだら終わりだよ。なあ」
弟らは男に応じる。
「おう。われらは、太く短く生きる」
この男たちは賊を家業としており、あらゆる知恵を絞って、他人の宝を奪うのだ。
その手口はこうだ。木を丸く切り落とし、里人を訪ねる。里人は男に土地を与えたので、男は家と畑を作った。男は小さく切り落とした木を里人に手渡して言った。
「あんたが俺に土地をくれた、これはその証文だ。これがあれば、何年たっても、俺に貸しがあることがわかる。いつかあんたか、あんたの息子が、おれか俺の息子から借りを返してほしいときに、これを見せればいい」
男はその木切れを「金」と呼んだ。こうして、男は「金」をたくさんの里人に与えた。
「あいつらは、俺らの里を襲って、女や子どもを奪い、男たちを殺す。土地やたくわえを奪うつもりだ。だが、この里は俺が守っている。ここは俺たちの国だ」
 男は「敵」をでっちあげ、里人を不安に陥れる。戦いに備え、男は里人から高価な絹や食料を集めた。このとき、「金」は支払われなかった。不満を言う者に男は言った。
「非常時だ。これは貸し借りではなく、徴収なのだ」
あまりのことに、里人は言葉をうしなった。
 「金」を作る仕事を、男は身内だけにゆるした。男が武装したことを聞くと、近隣の国々も武装するようになった。「敵」は次々にあらわれ、おびえた里人らは男の指示のまま城を作り、若者を兵士として与え、織物や食料、「金」をたくす。戦争という、金集めの宗教だ。
やがて、男のもとに邪悪な知恵がやって来た。
『ひとびとの目をくらませれば、おまえはもっと偉くなれる。もっと力が強くなる』
 そこで男は、弟らを集めて酒をふるまう。
「どうだ? 意見を言え」
「学校をつくろう! 子どもたちを集めて教育しよう! 問題に対する答えはひとつだ。 正解がいくつもあるなど、教えてはならん!」
 第2の弟、マ・ナーバ=ナイが火を起こす。
「情報を共有しよう! 新聞、テレビをはじめるのだ! 統制された範囲で、がんがんやれ!」
 第3の弟、シーラ・べ=ナイが肉を焼く。
「政府を作ろう。法律と裁判で、みんなの権利を守ろう! 税をしぼりとって、生かさず殺さず!」
 第4の弟、オ・レーノセキニンジャ=ナイが、肉をたれで煮る。
「ひとはみな平等だからな。金のあるやつだけ、いい治療、いいクルマ、いいくらしができるのさ」
 第5の弟、カン・ガーエ=ナイがなべをつつく。
「武器を作ろう。だが、里人には知られるな。敵をやっつけるのは、ゲームやスポーツと同じだからな。あ、そうそう。戦争のための発明はくらしを豊かにする。そこはきっちり強調しろ!」
 第6の弟、ナーニ・モモーンダイハ=ナイが盃をまわす。
「銀行を作ろう! 預かった金の何倍も貸し出して儲けるのだ! なあに、里人には借金をさせ、お互いに仲たがいをさせるから、本当のことなど何もわからんさ!」
 第7の弟、モカッテシー・カター=ナイがひざをたたいて笑う。
『自分で考えることをさせてはならない。自分で調べさせてはならない。そうすれば、特権は思いのままだ』
邪悪な知恵が魔法を強めていく。
男と弟たちは、幼い子どもを働かせ、女たちをひざまずかせる。まわりに集まる男も女も、おべっかを言って男に取り入り、ぜいたくで怠惰な暮らしをむさぼった。
ひとは深く考えることをやめ、いっさいを「強い者」「頭のいい者」にゆだねる。
里人らは、ものわすれの魔法を「常識」と呼んであがめた。お互いを監視しあい、争い、対立する。むしり取られた里人は貧しくなってゆく。いつの間にか里に「格差」が作られた。
 こうして、男は死んだ。
 
 
 
 
    2
 
 
 
「おかえりなさいませ」
 男を迎えた光はジアイと名のった。
「ものわすれのくにはいかがでした?」
「俺は死んだはずだが。ここは地獄か?」
 ジアイがほほ笑むと、花の香りがただよった。
「いいえ。旅行をされていたのですよ。そこはものわすれのくにと言って、なにもかもすっかり忘れてしまうのです。わたくしはここからすべて見守っていました」
 男は、ジアイのうつくしさに自分を恥じ入った。
「誰かに見られているとは知らなかった。知っていたら、もっとまともな暮らしをしたのだが」
 うふふ・・・ジアイは瞳をきらめかせた。
「こんどはわたくしがものわすれのくにに旅行します。あなたがここからわたくしを見守るのです」
「なぜ俺があんたを?」
「わたくしたちは永遠のつながりだからです」
 ジアイの清らかな心が、男にぬくもりとなって流れ込む。
「これがものわすれのくにの衣装です。旅行中、わたくしはこれを着てまいります」
 みすぼらしい衣装を見て、男が叫ぶ。
「俺の里で最も貧しい女じゃないか!」
「ものわすれのくにには、強い魔法がかかっています。この衣装を着ると、わたくしはあなたをすっかり忘れてしまいます。あなたがわたくしに話しかけても、わたくしにはまったく聞こえません」
 ジアイはそう言うと、さっと衣装に入り込む。衣装により受肉し、新たに平凡な顔になって、ジアイはものわすれのくにに立った。
「おい」
 たしかに、男の声はジアイに聞こえない。
「おい、俺にどうしてほしいのだ!」
 男は不安になった。そこへ、かつての里人が通りかかる。
「おい。この女の面倒を見てやれ。おい!」
 里人にも、男の声は聞こえなかった。里人はジアイを見ると、頭をふってこう言った。
「こんなところで見つかったら、ひどい目に合わされる。かわいそうになあ。わしも助けてやりたいが、家族を養うので精いっぱい。許しておくれ。さあ、見つからないように、向こうへお行き」
 そこへ、男の甥がやってきた。
「お。手ごろな女だ。俺の女房にしてやろう」
 甥は、名をアイナーン・カシーンジ=ナイといった。男はその冷酷さを知っていた。
「ジアイ、逃げろ!」
 男の叫びは届かない。アイナーン・カシーンジ=ナイはジアイを殴り、長い髪をつかんで引きずった。ふたりは夫婦となり、ジアイは殴られ、ののしられた。子どもが生まれたが、すぐに病気で死んだ。
 
 
 
    3
 
 
 
「ジアイ・・・」
 母のなげきは、男の心に痛みを与えた。
「ああ、楽しかった!」
 幼い子どもの声に振り返ると、男の前に、里で死んだばかりの子どもがにこにこと笑っていた。
「お前はジアイの子か?」
「うん! ママ、いっぱい愛してくれたの。うふふ! またママの子どもに生まれるの!」
 そう叫ぶと、子どもは新たな衣装に滑り込む。ジアイは、生まれつき障害のある子どもを産んだ。
「お前はまともな子が産めぬのか!」
 アイナーン・カシーンジ=ナイがジアイを殴る。ジアイはわびながら、我が子を抱いて乳をふくませた。その子も幼いまま死んだ。
「楽しかった! ママ、大好き! こんどもママの子に生まれておいでって、言ってくれたの!」
男が見ると、子どもは3番目の衣装を選んでいた。
「こんどは、強くてやさしい衣装はどうかね? おまえがジアイの役に立つように」
男は心からそう願って言った。
「ママはね、『むじょうけんのあい』を体験したいって言うの。だから、いい子でなくても、強くなくても、賢くなくてもいいって!」
 子どもの無邪気なことばに、男がだまり込む。
「教えてくれ。俺はどうすればジアイを助けてやれる?」
 子どもはにこにこと男を見上げた。
「わすれちゃったの? ものわすれの魔法をとく方法があるのに。うふふ。じゃあね!」
答えを言わずに、子どもは衣装に滑り込んだ。3人目の子は病気ですぐに亡くなった。
 
 
 
 
   4
 
 
 ジアイは生きていたいという心を見失った。空を見あげては泣き、川を見ては流れを追った。
「しっかりするのだ。ジアイ。俺はここにいる」
 しかし、男の声はジアイに届かない。ついに、ジアイは滝つぼに飛び込んだ!
「おかえり。くるしかっただろう。俺はずっと見ていたよ」
 迎える男のことばに、ジアイが目じりをつり上げる。
「わたくしはまだ死にません。この衣装でもういちど、ものわすれのくにに参ります」
「なんだって? もう十分だろう! なにもできず、ただ見ている俺の立場になってくれ!」
男はそう言ってジアイをかきくどく。
「わたくしはどうしても、ものわすれの魔法を解きたいのです」
「そんなことは、ものわすれのくにの連中に任せておけばいい!」
「そこにあなたもいらしたではありませんか」
 あっ! 自分が里に格差を作ったことを、男は思い出した。
「おまえをくるしめるつもりはなかった」
「わかっております。あなたは強い魔法にかかっておりました」
「どうすればいい?」
「そうね・・・ねえ、エイチ。どう思う?」
 ジアイはふり返って子どもを呼んだ。男がたずねる。
「なんだって? エイチというのが、おまえの名まえか?」
 子どもはにこにこと答えた。
「うん。おにいさんにも名まえがあるの。まだ魔法にかかっているの? うふふ」
 ジアイがほほ笑んで言った。
「あなたの名はカンキです」
「カンキ・・・?」
 首をふるカンキの目を、エイチがのぞき込む。
「ねえ、いま、なぞなぞを出すよ。きみとしろみとから。これなあに?」
「なんだ、簡単なことだ。それは、たまごだ」
 カンキの答えに、ジアイがほほ笑む。
「慈愛(じあい)と歓喜(かんき)と叡智(えいち)とは、ひとつのたまごです。そして、『われはある』と呼ばれるのです」
(たまご? ひよこを生むのか? いや、カエルか?)
「カエルだって! ふふふ! わあい、へん! ケロケロ! うふふ!」
 カンキの連想に、エイチが笑いころげる。言葉にするまえにエイチがそれを知ったことに、カンキは気づいた。ジアイがほほ笑む。
「心に思ったことが、そのまま伝わります。ものわすれのくにのだれにもその力はあります」
「衣装を着ると、魔法にかかると言ったな。では、ただ衣装を脱げばいいのではないか?」
 カンキが思いつくと、ジアイがほほ笑んだ。
「衣装と魔法は別のものです。衣装を着ても魔法にかかることがなければ、ものわすれのくには楽園にかわります。わたくしはその楽園をこの目で見たいのです」
「わかった。おまえがどうしてもそうしたいのなら、俺も力になる」
「よかった。では」
 ジアイとエイチが、視線をかわしてほほ笑み合った。
 
 
 
 
 
   5
 
 
 
 さて、滝つぼに飛び込んだジアイだが、いのちは助かった。3人の子どもを失い、夫に虐待される中で、ジアイは存在意義(生きる価値)を求めるようになる。
「死にたいのに死ねない。人生になんの意味があるの? わからない・・・でもいつか、それを見いだそう」
ジアイは、そう考えるようになっていった。
「体のちからをぬけ!」
 ジアイが夫に蹴られている。ぐったりしたジアイを見て、夫が暴行をやめる。
「なあ、おれの声がジアイに聞こえたのか?」
 カンキがエイチにたしかめる。
「そうだね! うふふ!」
エイチがにこにことうなずく。
「今のことば・・・だれが言ってくれたの?」
 ジアイの近くにはだれもいない。
「あ、見て! ケータイ落とした!」
「ジアイ、おい。それをなくしたら困るだろう!」
 エイチとカンキがジアイに叫ぶ。ものわすれの魔法にかかったジアイに、ふたりの声は届かない。
「ねえ、届けてあげなきゃ!」
「俺が? よし! おい、衣装はどこだ?」
「衣装を着なくても届けられるよ! はやくはやく!」
「どうすればいい?」
「意図! 信じるひとが命じれば、山だってうごくの!」
「そうなのか! ようし!」
 ジアイがなくしたはずのものが、いつのまにか別の場所で見つかる。そんなことがなんども続き、とうとうなくしたその日に、玄関のまえで見つかるようになった。
「まただわ・・・たしかに公園でなくしたのに・・・」
ジアイがなにかを感じとる。
「やればできるね! うふふ!」
エイチがはしゃぐ。だが、カンキは顔をしかめる。
「ジアイは金の管理もできん。見ろ、まただまされているじゃないか!」
「先をみこして、手伝ってあげればいいのに」
「えっ! そうか! どうやればいい?」
「意図! カンキとジアイのつながりは強くて深いの。どちらかの魔法がとければ、もうひとりの魔法もとけるの!」
「そうか! うむ!」
 ジアイが支払いの困ったときも、お金が入らない。もっとあとになって、本当にどうにもならなくなったときに、ちょうど必要なだけの収入がある。そんな不思議が続き、ジアイは、
「これは・・・たしかに、だれかがたすけてくれている」
 と、そう思うようになる。
「だれ? わたしを見ていてくれるの? だれかわからないけれど、ありがとう」
ジアイが天を見る。
「うふふ。お祭りはっぴの大活躍だね!」
 エイチの言葉に、カンキがくびをかしげる。
「それは、八面六臂(はちめんろっぴ)のことかな?」
 こうして、ときがすぎてゆく。
「わたくしはここにいる。あなたはひとりではない」
 ジアイの心に、はじめてカンキのことばが届いた。魔法のちからが、わずかにゆるんだのだ。
「あなたはだれ?」
「わたくしはあなただ。あなたはわたくしだよ」 
「なんですって? あなたは悪魔?」
「悪魔だとしたら、どうする?」
「切り離すわ!」
「うむ。納得のいくようにするといい。わたくしはあなたに執着せず、あなたを利用しない」
「だれかがわたしに話しかけるなんて・・・いいえ、わたしの妄想だわ。きっと気が狂ったのよ」
「いや、妄想ではない。うむ、どちらかといえば、想像力だ」
 カンキが答える。
「わたくしが発信し、それをキャッチしたあなたは、右脳から自分自身の言葉にダウンロードしているのだ。耳で聞いて翻訳する、同時通訳のようなものだ」
 いつしか、ジアイはカンキの言葉に耳を傾けるようになっていった。
「あなたは自分を好きかね?」
「いいえ。キライよ」
 搾取され、虐待され、ジアイは「自分は清い」と感じられなくなっていた。
「わたくしは歓喜だ。さあ、これがわたくしだ」
 カンキのエネルギーを、滝のようにジアイは感じ取った。
「なんてすばらしいの・・・わたしも歓喜になりたい。ボロボロの自分は、もうイヤ」
「それは幻影にすぎない。本来の姿に、今からなじめばいい」
「わからない・・・どうすればできるの?」 
ジアイが自分に心を向けると、いつの間にか、大キライなボロぞうきんに戻っている。
「来なさい。いつでも経験させてあげよう」
 カンキは、歓喜という本質に改めてなじむよう、ジアイを助けた。
こうして、チーム『われはあるのたまご』は、ついにものわすれの魔法をうちやぶった。
あなたは「われはある」の一員である。
金、酒、宗教など、偶像に依存し自分を見失ってはならない。金にこころを売ってはならない。
「神の名によって誓う」ことをしなくても、あなたがだれなのかは知られている。
日を決めて休息し、たましいと体を十分休ませよ。眠る間にチームは動くのだから。
父と母とを敬え。祖先はあなたを見守り、叱り、導き、あなたを助けている。
みずから命を絶つな。
むさぼるために殺すな。憎しみにかられて殺すな。飾るために殺すな。遊びで殺すな。
無償の愛をかわし、聖なる契りを尊べ。
盗むな。あなたのしあわせは守(まも)られ、備えられている。
嘘を言い立てて他人を陥れるな。自分にうそをつくな。念ですべてがわかるのだから。
隣人の働きの実を欲しがるな。だまして搾取するな。無条件で与え、わかち合う喜びを味わえ。
「うむ。ジアイもエイチも、べつな人生におりた歓喜、もう一人のわたくしだ。われらは尽きることない希望の一部、「われはある」と呼ばれるエネルギーの、無限のあらわれだ」
 カンキの喜びが、その大きさのままジアイに届く。
「ねえ、見て! 魔法が消えたものわすれのくには、楽園よ!」
 ジアイのささやきに、エイチの目がかがやく。
「うん! たくさんのことば、たくさんの歌があるの!
 ことりも、けものも、むしも、おともだちなの!
 波も、山道も、森の樹(みき)も話しかけてくれる!
 ぜったいに、また旅行に行く! うふふ! 
そのたびに、ちがう体験をするの!」
「そうとも。無限の経験を楽しむのだ。もう、ひとがお互いをうばいあうことはない。けものも、海も大地も、バランスを取り戻す。うむ。わたくしは今、ここにある」
 カンキがふたりをひきよせる。
チーム『われはあるのたまご』が呼びかける。
「さあ、来て!」
 こころ乾くものは来て、泉(いずみ)の清い水を飲みなさい。喜びの日は、あなたのその手で生み出される。   
 
 
 
                                      
   了
 
 
 


forgetfulness 2




(Fable) forgetfulness country






One
 
 
 
 

The first man, was this said to the brother, et al.
"Dead Once the end. I'm done dies. I"
Ototora cater to man.
"King. For we, thick live shorter"
This man who has a family business the bandits, and squeeze all the wisdom, you take away the treasure of others.

Its modus operandi is this. Trees cut off round, visit the Satobito. Since Satobito gave the land to the man, the man made a house and fields. Said the man handed a cut off small tree to Satobito.
"Anta gave me me to the land, this is the act and deed. If there is this, even after many years, I to it can be seen that there is a loan. Someday or Anta, Anta son, borrowed from me or my son when the wish to return, should I Misere this. "
The man called his piece of wood as the "gold". In this way, the man gave the "gold" in a lot of Satobito.
Hit the "Aitsurawa, I et al., Village, took the woman and children, I'm going to take away. Land and keep killing the men. But, it is this village is I have to protect. Here is my our country "
 Man hoax of the "enemy", scaremongering the Satobito. In preparation for the fight, the man drew an expensive silk and food from Satobito. At this time, the "gold" was not paid. Man to those who complain said.
"It's an emergency. This is not a lending and borrowing, he a collection."
Too much of it, Satobito is lost for words.
 The work to create a "gold", man forgiveness only to relatives. When asked that the man was armed, neighboring countries also came to armed. Appeared one after another "enemy" is, frightened Satobito et al make the castle remains of man's instructions, given the young people as soldiers, commit textiles and food, the "gold". Of war, it is the religion of gold collected.

Before long, it came the evil wisdom to the original man.
If ask dazzle of "Hitojin, it will become more Eraku. More force is strong. "

 So the man, behave the sake attracted Ototora.
"Although the What is it? Opinion."
"Let's make a school! Attempting to education attracts children! The answer to the problem is one. Such as the correct answer is there are a number, tell me is alongside!"
 Second brother, is Ma Naba = Nye cause a fire.
"Let's share the information! Newspaper, you start the TV! In a range that has been control, pounding do it!"
 Third brother, Sheila base = Nye burn the meat.
"Let's make the government. The law and the court, trying to protect everyone's right! By squeezing the tax, without killing not alive!"
 Fourth brother, is Oh Leh Roh cough ninja = Nye, simmer in the sauce the meat.
"Do not because people's equality all. Gold a guy only, good treatment, good car, you can have a good life."
 The fifth brother, Kang Gae = Nye poke the pan.
Let's make a "weapon. But, to beat the Do not. Enemy is known to Satobito is, Do not because it is the same as the games and sports. Oh, early. Invention for the war is to enrich the life. There is exactly emphasized white! "
 Sixth of his brother, the Nani-Momondaiha = Nye turning the cup.
"Let's make the bank! I make money by lending many times the money that was entrusted! Nani, then the debt is to Satobito, because to be a falling out with each other, nothing I do not know, such as the real thing!"
 Seventh brother, is Mokatteshi-Qatar = Nye laugh hit the knee.

"I must not be to think on their own. It should not be allowed to investigate on their own. That way, privilege has remained of thought. "
Evil wisdom is going to strengthen the magic.

Man and his brother us, worked a young child, to kneel the women. Man gather around and women, Toriiri a man saying the flatterers, was covet the luxury a lazy life.
People stop to think deeply, entrust any to "strong person", "those who say of my head."
Satobito et al., Was revered call the magic of forgetfulness as "common sense". Mutually monitoring each other, conflict, conflict. Mushiritora the Satobito is day become poor. Imperceptibly "gap" has been made in the village.

 In this way, the man is dead.

 
 
 
 
    Two
 
 
 

"welcome back"
 Light, which celebrated the man was riding Giay and name.
"Country of forgetfulness how we did."
"I should I died. Here is how the hell?"
 When the Giay is smile, floral fragrance was drifts.
"No. I I had been a trip. There is to say that the country of forgetfulness, everything I forget completely. Watakushi had watched everything from here."
 Man, that Hajii' yourself to the beauty of the Giay.
"I did not know and have been seen by someone. If you know not, but he was a more decent living."
 Planning is ... Giay was allowed sparkling eyes.
"This time Watakushi will travel to the country of forgetfulness. Do you have from here to watch the Watakushi"
"Why I have to Anta?"
"Watakushi us because it's eternal connection"
 Immaculate heart of Giay is, flows into a warmth to the man.
"This is the costume of the country of forgetfulness. During the trip, Watakushi will continue to wear this."
 A look at the shabby clothes, a man shouts.
"Is not that the poorest woman in my village!"
"In the country of forgetfulness, we took a strong magic. When wear this costume, Watakushi will get forgotten you. Even if you talk to Watakushi, you will not hear at all in Watakushi"
 When Giay says so, enter the quick costume. Incarnate by the costumes, become a newly nondescript face, Giay stood in the country of forgetfulness.
"Hey"
 Indeed, the voice of a man is not hear to Giay.
"Hey, I want you to do to me!"
 Man became uneasy. There, former Satobito is pass by.
"Hey. 'Em to take care of this woman. Hey!"
 Also Satobito, did not hear a man's voice. When Satobito see Giay, was saying, he shook his head.
"When you find in a place like this, I wish is. Poor thing that fitted to the terrible eye. Although eagle also I want to help, because feed their families behind to the fullest. Forgiveness. Come on, so as not to be found, you go to the other side."
 There came a man's nephew.
"O.'s Reasonable woman. Let Shiteyaro to my wife."
 Nephew, the name Ainan-Kashinji = such as Nye. The man knew the cruelty.
"Giay, Escape!"
 Man cry does not reach. Ainan-Kashinji = Nye beat Giay, dragged grabbed the long hair. The two of become a couple, Giay is beaten, was reviled. A child was born, but died of illness quickly.
 
 
 

    Three
 
 
 

"Giay ..."
 Grief of the mother, was given a pain in the man's mind.
"Oh, was fun!"
 Looking back to the young child's voice, in front of the man, the child just died in the village was laughing To smiling.
"You or not the children of the Giay?"
"Yeah! Mom, full love for me. Hoho! Also born children of mom!"
 And shout so, children slide into a new costume. Giay is, gave birth to children with birth disorders.
"What you are unexpected plum decent child!"
 Ainan-Kashinji = Nye beat Giay. While Wabi is Giay, it was included milk hugging my child. The child also died while young.
"Was fun! Mom, I love! This time also I is allowed to born a child of mom, did you tell me!"
When the man is seen, a child had to choose the third costume.
"This time, to be useful strongly ne whether friendly costume? You are of Giay"
The man said, I sincerely hope so.
"It is Mama," I say I want to experience the love "unconditional. So, even if not a good child, even if not strong,! I good to no smarter"
 The innocent words of a child, a man Komu reservoir.
"Tell me. I'm what we can do to help Giay if?"
 The child looked up at the man To smiling.
"I there is a method to solve the magic of that? Forgetfulness had forgotten. Planning is. See you!"
Without saying the answer, the child slipped into costume. 3 people Menoko died immediately in the disease.

 
 
 
 
   Four
 
 

 Giay lost sight of my heart that I want to live. Crying is and looked up at the sky, look at the river followed the flow.
"I firmly. Giay. I'm in here."
 However, the voice of a man does not reach to the Giay. Finally, Giay jumped into the basin!

"Welcome back. Would have been painful. I was looking at all the way."
 A man of words that greet, Giay is lifting the corner of the eye.
"Watakushi does not die yet. In this costume again, you come to the land of forgetfulness"
"What Even?'ll Enough! Can not be anything, me become my position to have seen just!"
The man Kakikudoku the Giay say so.
"Watakushi is absolutely, I want to solve the magic of forgetfulness"
"Such a thing, if you leave it to those guys of country of forgetfulness!"
"There Not you were also needed."
 There! That I had made a difference to the village, a man remembered.
"I am going to torment you did not."
"I know. You had been suffering from a strong magic."
"What should I do?"
"Well ... Hey, H.. What do you think?"
 Giay is called the child returned pretend. Man asks.
"Because what Even? Wisdom, thy name Maeka?"
 Child answered To smiling.
"Yeah. Your brother in the name Introduction there's also. Still Planning is?'re Magically"
 Giay said smiling.
"Your name is Kanki"
"Kanki ...?"
 The eyes of ventilation shake the neck, wisdom look into.
"Hey, now, I put out a riddle. From Kimi and Shiromi Metropolitan. This what sweety"
"What, it be easy. It's egg"
 To answer the dry season, smile is Giay.
"The joy and benevolence (formation) and (Kanki) wisdom and (HS), is one of the eggs. And, we are referred to as" we are. ' "
(Whether it produces the egg? Chick? No, or frog?)
"Even frog! Hehehe! Waai, strange! Kerokero! Hoho!"
 The association of Kanki, convulsed with laughter is H.. That H. knew it before the words, Kanki noticed. Giay is smile.
"It was thought in mind, you transmitted as it is. To anyone of the country of forgetfulness you have that power."
"When the wear the costume, the Do said that according to the magic., Just do not say to the if take off the costume?"
 Ventilated can come up, smiled a Giay.
"Costume and magic is a thing of another. If you have never applied to the magic even wearing a costume, country of forgetfulness will change to paradise. Watakushi would like to see the paradise in this eye."
"It has been found. If you would like to really do so, I also become a force."
"I was good. In"
 Giay and wisdom, was each other smile it past the line of sight.

 
 
 
 
 
   Five
 
 
 

 Well, it Giay, which jumped into the basin, but life was saved. 3 people lost their children, in that are abused husband, Giay is to seek the raison d'etre (worth living).
"I can not die to want to die. Life What Is there any meaning to this? I do not know ... even one day, trying to find it."
Giay is, became to think so.

"Escape the power of the body!"
 Giay has been kicked to the husband. Look at the limp was Giay, her husband quit the assault.
"Hey, what my voice was heard to Giay?"
 Kanki is sure to H..
"You're right! Hoho!"
H. nods To smiling.
"Now the word of ... Are Who me to say?"
 In the vicinity of the Giay is no one.

"Oh, I dropped look! Phone!"
"Giay, nephew. Would trouble Once you lose it!"
 Wisdom and Kanki shouts to Giay. To Giay took to the magic of forgetfulness, it does not reach the two of the voice.
"Hey, if raised to deliver!"
"Hey I have? Alright!, Costume Where are you?"
"It can also be delivered without wearing a costume! Fast fast!"
"What should I do?"
"If intention! Is people who believe Meijire, from moving Even the mountain!"
"Is that so! Right-oh!"
 What would Giay was without, found imperceptibly in a different location. Such a thing is many times also continued, on the day you lose at last, began to be found in front of the entrance.
"Or I'll ... certainly ... but was lost in the park."
Giay has felt something.
"I can do it! Hoho!"
H. is frolic. But, Kanki is frown.
"Giay does can also manage the money. Look, also do not you be fooled!"
"Proactively, I wish you will be rewarded to help."
"Oh! I see! What should I do it?"
"Intended! Deep in ventilation and connection of Giay is strong. If Tokere is one of the magic, the melts also the magic of the other alone!"
"I see! Existence!"
 Even when Giay was troubled payment, it does not turn money. And more at a later, when really no longer helpless, there is just required only of income. Such wonder continues, Giay is,
"This is ... certainly, someone is willing to help."
 And, so I think so.
"Who? Of me looking at me? I do not know anyone, thank you."
Giay see the heavens.

"Planning is. That's a big success of the festival Happy!"
 The wisdom of words, ventilation cock the neck.
"It is either that of the versatile (versatile) Do?"
 Thus, when Yuku too.

"Watakushi're here. You're not alone."
 In the heart of Giay, for the first time it received a word of Kanki. Magic of force, it's slightly loose.
"Who are you?"
"Watakushi's you. You're Watakushi" 
"Pardon me? You are the devil?"
"If that's the devil, you do?"
"I cut off!"
"Existence. Hope to convincing way. Watakushi does not cling to you, do not use you."
"... Nante someone talk to me No, I'm my delusion. I'm sure Are mad."
"No, not a delusion. Existence, if anything, it is imagination."
 Kanki answer.
"Watakushi is outgoing, If you want to make sure that you catch it, I have downloaded from the right brain to the words of their own. Translate heard in the ear, like a simultaneous translation."
 Unawares, Giay went so listen to the words of Kanki.
"You're either like yourself?"
"No. I hate"
 Are exploited, abused, Giay was no longer feel that "his is clean."
"Watakushi is a delight. Come on, this is Watakushi"
 The energy of Kanki, Giay like a waterfall was felt.
"I want to become a delight also my great Nante .... Tattered yourself, the other ear."
"It is only illusion. To the original form, should I get used from now."
"... How can if you do not know?" 
When the Giay directs the mind to myself, imperceptibly, it has returned to large hate rag rag.
"Come. I'll to experience at any time."
 Ventilation, so that the fit again to the essence of joy, helped Giay.

In this way, the team "eggs we are" was finally defeated the magic of forgetfulness.
You are a member of the "We are."
Gold, must not lose sight of alcohol, religion, etc., yourself dependent on the idols. Do not sell your heart to gold.
Even without that "swear in the name of God", who you are is known.
Day rest decide, case rested enough spirit and body. Because the team is moving in between sleep.
Honor your father and mother. Ancestors watch over you, scold, guidance, have helped you.
Do not cut off the life itself.
Do not kill in order to devour. Do not kill fit of hatred. Do not kill in order to decorate. Do not kill for fun.
I pulled the free love, Totobe the holy pledge.
Do not steal. Your happiness is Mamoru (Mamo) is, are provided.
Do not plunge the others are alleged to lie. Do not lie to yourself. Because of all can be seen in just in case.
Do not covet the fruit of the action of the neighbor. Do not be tricked by exploitation. Given unconditionally, taste the joy to share.

"Existence. Giay nor H., rejoicing that cage to another life, but Watakushi of another. Some of us will never run out hope, of energy, called" We are ", it is infinite appeared"
 Kanki of joy, reach the Giay remains in its magnitude.
"Hey, country of forgetfulness that look! Magic has disappeared, paradise!"
 The whisper of Giay, shining eyes of H..
"Yeah! A lot of words, there are a lot of songs!
 Birds also, only thing, insect also, Are of friends!
 Wave also, Trail also, forest of trees (Miki) is also me talk!
 Zettaini, also go on a trip! Hoho! 
Each time, for a different experience! "
"Both seems to enjoy. Infinite experience. The other, not compete for Hitogaotagai. Only thing, sea nor land, regain the balance. Existence. Watakushi now, here it is."
 Kanki pull the Futari.
Call the team "eggs we are."
"Come, come!"
 Those dry heart to come, drink the pure water of the fountain (Izumi). Joy of the day, are produced in your their hands.